44歳男 仕事のしすぎで離婚 寂しかった
私、44歳。
現在は再婚し家庭を持っています。
以前の結婚は20代前半でした。
前妻も20代半ばでお互いに惹かれあい結婚に至りました。
私が30歳の頃には2人の男の子に恵まれて幸せでした。
その頃、仕事も調子良く会社員(営業)として働いていましたが新規のお客様も増え社内でも良い結果を出せていたと思います。
32歳の頃、まだお客様が増え続けお給料の方も随分と貰っていました。
ただ勤務内に対応出来ないお客様もおり、毎日が残業の日々でした。
やがて休日に対応しなくてはならない状態になってきていました。
お給料はその頃には普通の家庭が暮らすには困らないくらいはありました。
ある休日に仕事のお客様と契約の話をする為に家を出ようとすると妻に呼び止められ話をしました。
話の内容は仕事をもう少しセーブできないか?という事でした。
その時の私は仕事が全て思うようにいき、給料の額が多ければ多いほど家庭が幸せになっていっている気がして、妻がそんな話を切り出してくる気持ちが全く理解できませんでした。
34歳の時、妻から話があると言われ時間を作って話をしたところ『離婚をしたい』と切り出されました。
理由は家庭の事を一番に考えていない私への不満が限界を超えた事でした。
仕事の成績が良い事=お客様に選ばれる事=給料が上がる事=家庭が幸せになる事。
当時の私の頭の中はこう思っていて、妻の気持ち、子供達の気持ちという所まで考えてあげる事ができませんでした。
変わってしまった妻(この時点でもまだ気づいていない)の離婚の申し出を承諾して私達は離婚しました。
それから時間が経って37歳の時、会社の上司と馬が合わず、会社の方針に理解が出来ず私は20代前半から勤めていた会社を退職しました。
転職した先の会社は前の会社とは違いとても毎日がゆっくりと感じ、残業や休日の仕事などない会社でした。
ふと休日の前の夕方に帰宅した時、西陽が家のテーブルに当たっていて、何故かその光景を見たとき寂しさが沸き上がってきました。
家で1人ビールを飲みながら当時の子供達の気持ちや妻の気持ちを思うと何故わからなかったんだろうと、変わったのは妻じゃなく私の方だったのを気づかなかったんだろうと後悔ばかり考えて泣いて悔やんでいた私がいました。
そんな私ですがまた違う女性と出逢い結婚をして今は暮らしています。
結婚をし暮らしていると、パートナーや周りの人達への思いやりがつい欠けてしまいがちになります。
ただ、こんなパターンで離婚をしてしまった男が世の中たくさんいると思います。
私もですが今、パートナーがいる人達には相手や周りの人達への思いやりを決して忘れぬよう毎日を過ごしていきましょう。